出逢い

たとえサクラに騙されたとしても、出会い系サイトを利用して自分が楽しめたので会ったらそれでいいんじゃないですか。
こんな開き直った言い方をすると、お前は頭がおかしいのではないかといわれるかもしれません。
別に僕は、お前は頭がおかしいんじゃないかって言われてもかまわないですよ。

出会い系サイトを利用する目的はなんなのかっていうのは、すごく重要な問題ですよね。
要するに、出会い系サイトになにを求めているか。
僕の場合は、それほど難しいことを求めていたわけではないです。
単純に話し相手が欲しかっただけです。
女性と出会ってお付き合いして恋人同士になって……とか、そんなことを望んでいたわけではないです。
欲しかったのは本当にメル友だけです。
しかも、それほどたくさんのメル友が欲しかったわけではなくて、たった一人きりでよかったんです。
もともと僕は、他人と話をするのがあまり得意ではありません。
ちいさなころからそうでしたし、大学生になってからもあまり変わらず、社会人になってからも、やっぱりあんまり変わりません。
他人と話をするよりかは、家で本を読んだり映画を見たり、あるいはゲームとかしている方が気楽です。
社会人にもなってこういうことを言っているのは少し問題かと思いますが、でも、同じようなことを考えている人って、絶対に僕以外にもいますよね。

もちろん、遊んでるばかりじゃなくて仕事もちゃんとやりますよ。
むしろ、仕事で他人ともめ事を起こすとかそういうのが絶対に嫌なんで、頼まれた仕事はよほど無茶でない限り全部引き受けます。
他人と話したりしているより、パソコンの画面を見ている方が気楽だと感じてしまうことがあります。
そんな僕がどうして出会い系サイトを利用し始めたのか、それはやっぱり、先ほども言ったように話相手が欲しかったからというのに他なりません。

出会い系サイトを利用している多くの人は、結婚がどうとか出会いがどうとか、そういうことをけっこう考えているようですが、僕には、結婚することが必ずしも幸せの条件だとは思えないのです。
人それぞれ考え方が違うのはどうしようもないことで、犯罪行為でもない限りは、ある人の考え方が絶対に間違っているということもないと思いますが、それでもやっぱり僕は結婚とかそういうものにはあこがれないですね。
面倒くさそうなので、セフレもちょっと今のところは必要ないです。
ひょっとすると、歳をとるにつれてこういう考え方も少しずつ変わってくるのかもしれませんが、少なくとも今のところはそんなふうに感じないです。

出会い系サイトを利用して出逢いを見つけること自体は、実はそれほど難しいことではありません。
よく言われることですが、出会い系サイトを利用する人たちにとっては、知り合った女の子とセックスできるかどうかというのが一つの大きな壁なんですよ。
この壁を超えられるかどうかで、出会い系サイトを利用することの意義が全然違ってくる。
せっかく誰か女の子と知り合いになることができても、セックスさせてもらえなければ意味がないと考える人だっています。
そういうふうに考えるからややこしいんだと思うんですけど……僕みたいに最初からなにも高望みしなければいい。

女の子にとって、誰か男性とセックスするかしないかというのは非常に大きな問題ですよ。
少なくとも、多くの男性が考えている以上には大きな決断ですね。
たとえセフレとの出会いを求めている子であっても、男性を選ぶ際の基準については一切、妥協しないんです。
本当に、よっぽど自分が「やりたい」あるいは「この人とだったらセックスしてもいい」と思える相手以外とはホテルに行かないんです。
まあ、世の中にはよほど変わった女性というか、男でもびっくりするくらいのヤリマンもいます。
そういう女性だったら、本当にセックスするなら誰でもいい、というふうに考えるのかもしれませんが、少なくとも僕はまだ、そういうタイプの女性と知り合ったことがないですね。
仮に、簡単にセックスさせてくれる女性が現れたとしても、一回でもその女性とセックスしたら、結局は後からお金を要求されるとか、結局はそういうオチだと思います。
援助交際まがいの行為ですね、そういうことで割り切った方が、まだ納得いくんじゃないですか。